マイセンのオープンデー(2)。
2010年 10月 26日
前回に引き続きマイセンのオープンデーについて。
前回出てきたブルーオニオンは釉薬をかける前、
素焼きしたものに絵付けが行われますが
こちらの部門の絵付けは釉薬をかけ焼成後に行うタイプのもの。
もう一度焼成が必要なので手間がかかるものの、使用できる色が多いとのこと。
下絵なしで絵を描いている人がほとんどでしたが
通常下絵を描くときは鉛筆を使うらしい。
カラフルで繊細な図柄にまたもやため息が出ます。
面白かったのは職人さんの机にある資料。
バラを描いている部門は色々な種類のバラの写真や本がたくさん。
壺を木の支えに引っかけて固定して描いています。
ここのフロアーは大物作品が多く、
一つの作品に絵付けだけで1ヶ月以上費やすのだとか。
オープンデーということでお客さん向けに机にはお菓子が並べられていたり
お部屋の雰囲気はなごやか。
職人さんの机の数々。
どのお部屋にもたくさんの綺麗なお花が飾ってあるのも素敵。
こちらは虫の部門。
絵柄の種類によってお部屋が分かれています。
絵付け部門はベースの修行をした後、さらに絵柄の専門に分かれて技術を磨くのだとか。
標本や虫の図鑑もあり。
こちらは動物。現在、鳥の図柄を描いているので
机の前にはたくさんの鳥の写真や羽が。
絵付けの部屋だけでいくつもあり見学するのも大変。
こちらはまた大作。
オーダーメイドのものもあるとか。
成形の部門はほとんど男性職人でしたが
絵付け部門はほとんど女性。そんな中、男性職人を発見。
こちらは置物部門。
後でお店を見たら、まさにこれらの置物が並んでいました。
ブルーオニオンではない図柄の食器部門。
この写真は金色の模様を描いているところ。黒く見えるところが焼成後
金色になります。それをさらに磨いてつやを出すのだとか。
途中休憩でお茶をしたところ、使われている食器が全てマイセン!
こちらは焼成部門。たくさんの磁器が山積みのところを普通に見学。
釉薬をかけているところ。こちらも手作業。
所狭しと目の前に焼成待ちの商品が置いてあり、見学するのもドキドキ。
ここでもやはり釉薬について丁寧に説明してくれます。
半分釉薬を付けて焼いた見本も置いてあって分かりやすい。
第3弾につづく。