オーケストラのストライキ。
2010年 10月 20日
先日Komische Oper BerlinのDon Pasqualeを観に行ってきました。
現在ベルリンのオーケストラはストライキ中。
前半は問題なく公演がスタートしたものの、休憩後は
ストのためオケがいなくなってしまいました。
そのためピアノのみで公演が再開。
写真の通り、オーケストラピットは空席。
後半は誰もいないオーケストラピットに指揮者一人だけという状況。
今までDeutsche Operでのバレエ、白鳥の湖と
Komische Oper Berlinのオーランドでも同様のストライキが決行されています。
当日の観客には今後使える割引券と公演後に無料のシャンパンが配られていましたが
やっぱりピアノだけでは公演自体別のものに感じます。
しかしこういう事態にもベルリンの観客は寛容で、
ストライキのアナウンスがあった後半、退出する人は数人いたものの、
ほとんどはそのまま残って、むしろ通常より多く歌手や合唱団に拍手を送っていました。
中にはオーケストラブラボーと言う人も。
ストライキは長くてクリスマスまで続く可能性があるとか。
双方納得の結果に落ち着くのでしょうか。