ベルリナーレ第3弾
2010年 02月 13日
ついにベルリナーレに参加してきました。
今日は3本だての一日。気合いを入れてまずは会場へ。
一番目の会場はSchönhauseralleにあるClosseum。
ベルリナーレの会場は主にポツダマープラッツではありますが
いくつかベルリン内に散らばっています。
中は既に沢山の人。座席はほぼ自由席なのでみんな早めから並んでいます。
Closseumの前を何回か通り過ぎたことはあったけど
こんなに大きい映画館だったとは知らなかった。
映画監督が始めに挨拶。
アメリカのショービジネス。マリオネットを使ったショーの舞台裏。
新たな発見もあっておもしろかった。
続いて2作品目。
場所はPotzdamerplatzのCinemaxx。
売り場のスクリーンにはベルリナーレのマスコットのくまさんが。
イスラエルの超正統派ユダヤ教の女性2人のドキュメンタリー。
二人は自分の家族・社会(超正統派)から抜け出して1人で生活をしている。
超正統派、ユダヤ教の中でも特に(超がついている通り)
律法の字句に忠実な生活を心がけている宗派。
男性は夏も冬も黒のスーツにシルクハット姿。もみあげを切らずひげを伸ばしている。
ユダヤ教の中にもいくつかの宗派があることを知らなかった。
バスの中では前の席は男性用。女性は後ろの席に座らなくてはならず
おばあさんが乗り込んで席がなくても前方席には座れない。
帰ってから超正統派について調べてみたら、彼らは仕事を持たず日々祈ることが仕事で
生活は政府からの援助で成り立っている。兵役も免除されているとのこと。
知らないことばかりでした。
映画監督は、映画はもちろん事実ではあるが一面でしかなく
勇気ある二人の女性の状況、本当の姿はもっと深くひどい。
でも残念ながら全てを映画で語ることができないとおっしゃっていた。
3つ目の作品はZoo Plastにて。
開始時間になっているのにまだ開場されていないため
映画館前はすごい人。
もともと今のPotsdamerplatzの前は
ここがメイン会場だったということもありかなり大きな会場。
イタリア映画ということもあって周りはほとんどイタリアの方々ばかり。
映画の途中に大きな拍手があったり、終始大きな笑い声。
みんな存分にたのしんでいました。
きちんとしたイタリア映画を観るのは初めて。
物語の流れ方がゆるやかというか、うまくいえないけど
やはりハリウッド映画とは違う雰囲気でした。
大きな拍手と声援とともに監督スタッフ俳優陣が登場。
同じヨーロッパ内、近いということもあってかフルメンバー。
衣装脚本他いろいろなスタッフの方もいました。
遅い時間とあって質疑応答はなかったけどファンとの写真撮影が
その後展開されていました。